ICO ファイルとは?

ICO — Windowsアイコン

どんな形式か

ICOはWindowsのアイコン用フォーマットです。最大の特徴は、1つのファイルの中に同じ画像の複数バージョンを収められる点にあります。16、32、48、256ピクセル四方といった各サイズを、それぞれ異なる色深度で格納できます。

システム側は表示される場面に応じて最適なサイズを自動的に選択します。一覧表示での小さなサムネイルでも、デスクトップ上の大きなアイコンでも、拡大縮小による画質劣化を気にする必要がありません。

歴史と由来

この形式は1980年代のWindows黎明期にまでさかのぼり、その後もOSの進化とともに機能を拡張してきました。透過表示への対応、そして大きいサイズの画像内部にPNG圧縮を用いる仕組みが順次追加されています。

ウェブの世界でもこの形式は新たな役割を得ました。ブラウザのタブに表示される小さなアイコン、いわゆるファビコンとして、長らくfavicon.icoという名前で使われてきたのです。

便利な理由

1つのファイルに複数の解像度を収められる点は、16ピクセルでも256ピクセルでも見た目を保つ必要があるアイコンにとって理にかなっています。

古いブラウザを含め、あらゆる環境で確実に認識される点も強みです。

限界と欠点

用途が限定的で、アイコン以外の目的にはほとんど使えません。

高精細ディスプレイへの対応という点では見劣りし、現在ではSVGや大サイズのPNGにその役割が移りつつあります。

使い方のヒント

ファビコンを作る際は、十分な大きさの正方形PNG画像を用意してICOに変換するとよいでしょう。必要な各サイズは自動的に生成されます。

併せて512ピクセルのPNG、できればSVGも用意しておくことをお勧めします。最近のブラウザやOSはこれらを優先的に使うため、どの環境でも見た目が崩れずに済みます。

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