MD ファイルとは?

MD — Markdown

どんな形式か

Markdownは軽量なマークアップ言語です。ふつうの文章を書きながら、いくつかの記号を添えるだけで構造を表現できます。シャープ記号で見出しを、アスタリスクで斜体を、ハイフンで箇条書きを表す、といった具合です。

根底にある考え方は、変換しなくてもそのまま読めるということです。マークアップがあまりに控えめなので、書いている本人もほとんど意識せずに済みます。ブラウザなしでは読めないHTMLとは、そこが決定的に違います。

歴史と由来

John Gruberが2004年に、Aaron Swartzの協力を得て考案しました。目的はHTMLを書かずにウェブ向けの文章を書けるようにすることでした。あまりに広く使われたため、ツールごとに独自の方言が生まれ、かえって規格が分裂してしまいました。

2014年に発表されたCommonMark仕様が、共通の土台を定めることで秩序を取り戻しました。今日ではソフトウェアのドキュメント、ブログ、メモ、チャットツール、静的サイトなど、あらゆる場面でMarkdownが使われています。

便利な理由

書くのが速く、読み返しやすく、バージョン管理にも向いています。プレーンテキストなので、バージョン管理システムが変更を一行ずつ正確に記録できます。

HTML、PDF、DOCX、スライドなど、さまざまな形式にきれいに変換できます。一度書けば、あらゆる場所に公開できるということです。

限界と欠点

表現力は控えめです。段組みも、細かな配置指定も、精緻な文字組みもできません。レイアウトツールではないのです。

方言の問題は今も残っています。特に表は元々のMarkdownには含まれておらず、拡張機能に頼らざるを得ません。あるツールで完璧に表示された文書が、別のツールでは崩れることもあります。

使い方のヒント

Markdownは、メモ、ドキュメント、記事など、シンプルに構造化された内容には非常によく合います。ウェブ向けにはHTMLへ、配布用にはPDFへ、Word利用者に渡すならDOCXへ変換するとよいでしょう。

変換を前提とするなら、見出し、リスト、リンク、強調といった標準的な記法にとどめておくべきです。独自拡張を使えば使うほど、変換結果は予測しづらくなります。

フランスにある安全なサーバーで、MD を数秒で変換できます。

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