RTF ファイルとは?

RTF — Rich Text Format

どんな形式か

RTFはリッチテキスト形式です。太字、斜体、フォント、色、簡単な表組みなどを保持しますが、DOCXに比べるとはるかに簡素な仕組みにとどまります。

この形式の特徴は、テキストエディタで開いても中身が読める点にあります。RTFファイルをテキストエディタで開くと、文章が波括弧で囲まれたコマンドに包まれているのが見えます。この透明性のおかげで、互換性のない複数のワープロソフト間で文書をやり取りするための共通形式として、20年にわたり重宝されてきました。

歴史と由来

Microsoftは1987年にRTFを生み出しました。当時はソフトウェアごとに独自のバイナリ形式があり、あるワープロソフトから別のソフトへ乗り換えることは頭痛の種でした。RTFはその橋渡し役を果たしていたのです。

最後の仕様が策定されたのは2008年で、Microsoftはその後DOCXへと軸足を移し、RTFは取り残されました。Wordでは今も開くことができますが、規格としての進化はすでに止まっており、いわば現役を退いたベテランのような存在です。

便利な理由

互換性の高さは今なお際立っています。テキストを表示できるソフトウェアであれば、非常に古いものも含めてほぼ確実にRTFを開くことができます。

マクロや特殊なオブジェクトといった複雑な機能を持ち込まず、基本的な書式設定だけを保持するため、単純で予測しやすい交換用フォーマットとして機能します。

限界と欠点

現代の同種フォーマットと比べると、ファイルサイズがかなり大きくなりがちです。平文のマークアップが容量を膨らませるうえ、画像の圧縮効率も良くありません。

できることはすぐに頭打ちになります。高度なスタイル機能もなく、まともな変更履歴の追跡機能もなく、信頼できる自動目次生成もありません。加えて、オブジェクトを埋め込める仕様が長年、悪意ある文書の侵入経路として悪用されてきました。見知らぬ相手から届いたRTFファイルには、なおさら注意が必要です。

使い方のヒント

今の時代、あえてRTFを選ぶ理由はほとんど残っていません。もし受け取ったら、快適に編集を続けたいならDOCXへ、内容を固定したいならPDFへ変換することをおすすめします。

古いソフトウェアとのやり取りや、頑なにDOCXを受け付けないシステムへの一時しのぎとして、ニッチな用途にはまだ役立ちます。

フランスにある安全なサーバーで、RTF を数秒で変換できます。

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